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作成:2009年6月13日
平泉中尊寺・毛越寺 2009年6月9日

昨日は早池峰山に登り、早池峰神社を拝観できて、それから花巻市内にある鉛温泉に宿泊した。
今日は中尊寺を拝観に行くことにした。 ついでというのは不尊ながら、毛越寺にも行くことができた。


平泉中尊寺

中尊寺は国道4号線から少し入った場所にあった。山門から本堂・金色堂まで若干登り道で距離が長い。そこに点在する主な堂宇を見て行く。

堂宇がたくさんあったが、肝心の金色堂は外部からは鉄筋コンクリート造の覆堂(おおいどう)に覆われており、金色堂はその内部にあるが、その内部は写真撮影禁止であり、金色堂の撮影を楽しみにしていたが、結局は味気ない覆堂の撮影のみであった。

しかし、金色堂の造りはさすがに立派であった。金箔が張られた金色の建物は比較的素朴な造りであるが、建物内部の仏像・須弥檀・柱の精細な細工には感嘆するのみ。

説明を聞いている途中に、高校生の修学旅行の団体がガヤガヤと入って来たので、追い出されるように外に出た。適わないなあ〜〜

中尊寺の入り口
ここから杉並木道を暫らく歩く


弁慶堂
中には、義経と弁慶の像が安置

中尊寺の本堂


金色堂の覆堂
外部からは何の風情もない

写真撮影禁止なので
ネットから写真を借用した
ガラス越しにしか見ることはできないが
極楽を再現しただけあって、精細で
立派であった。

金色堂の覆堂の傍に
芭蕉の碑があった



覆堂の現在のコンクリートになる前の
木製の覆堂
この覆い堂があったから金色堂が朽ちることなく永く保存されてきたのだろう

能舞台
伊達公が造り、薪能などを
楽しんでいたのだろう
現在でも催されているらしい

左写真は、入り口から堂宇に通ずる杉並木

多分、夏でも涼しかろう




 毛越寺

 毛越寺(もうつうじ)という名前は有名で知っていたが、中身は知らなかった。
 入り口を入ってみると、境内は大変広く、本堂は遠く正面に見えたが、あまり堂宇は少なく、山門から右側に広い池、庭が見えた。

 大泉ケ池という広い池に中島が浮かんでおり、その向こうは広場が見えるが、平安の昔は多くの堂宇が建っていた石跡があった。

 どうやら、毛越寺はこの広い浄土庭園で有名らしい(パンフレットより)

 ここでも高校女学生の修学旅行団体に囲まれてしまった。


入り口を入ると、広い境内である
正面に本堂がある。

境内の奥にあった、開山した
慈覚大師をおまつりしている
建物が変わっているので撮影

広い境内を占める大泉ケ池
この浄土庭園で和歌を詠む、
「曲水の宴」が催されていた

池の向こうに堂宇が並んでいた跡があり
ここは大金堂円隆寺跡で、
基礎の台石が並んでいた
左写真は 大泉ケ池を満たす水を流す
遣り水である



毛越寺の見学を終えると昼食時間。

わんこ蕎麦が気になっていたが、JR中尊寺駅の近くに行き、偶然に見つけたわんこ蕎麦の看板。
芭蕉館という店で「元祖盛り出し・平泉わんこそば」と銘売ってあった。(右写真)
薬味がなめこおろし、鰹節、のり、ねぎがあり、別の盆2つに計24椀のわんこそばを自分で取って、食べるものであった。
テレビで観るわんこそばの食べ方より簡易方式である。
少し甘みの蕎麦つゆであったが、ユックリ食べられて美味しかった。