作成:2002年9月7日
益子・西明寺 2002年6月中旬

益子焼きを買いに益子に行った帰りに、偶然に見つけた古寺、それが西明寺。

寺も古いらしいが、建物も相当古い、茅葺建物である。

西明寺は獨鈷山普門院西明寺と称し、真言宗豊山派に属する寺で、本尊は十一面観世音菩薩である。寺伝によれば、天平9年(737)行基菩薩の草創、紀有麻呂によって建立され、延暦元年には一山12坊を数えて隆盛を極めた。その後、いくつかの変遷の後、応永元年(1394)益子勝直によって現在の堂宇が再建され、明応元年(1492)には楼門が、天文7年(1538)には三重塔が益子宮内大輔家宗によって建立された。その後、元禄14年(1701)には平野亦市発願により本堂の再建が行われ、正徳4年(1714)には閻魔堂が建立され、享保7年(1722)には鐘楼が再建されて現況となったとある。(ホームページより)

尚、阪東巡礼第20番、下野第13番の札所でもある。[所在地 栃木県芳賀郡益子町益子4469]

楼門(国指定重要文化財)に続く石段 受付。巡礼と遭った
太い椎、周囲3mは超える

石段の左右には、周囲2m以上の椎があり、最大のものは、樹高3m、周囲3.7mある。
この寺のまわりには、あらかし、しらかし、うらじろかし、あかかし等のかし林があり、5月末には枝先一面花をつけ芳香がただよう。昭和32年(1957年)栃木県天然記念物の指定を受ける。(標識より)

三重塔(国指定重要文化財) 三重塔の水輪

楼門から本堂を望む

南無大師 遍照金剛

閻魔堂。                                    閻魔大王、善童子、悪童子、奪衣婆、地蔵尊の五体の仏像が安置。

茅葺き屋根

楼門の屋根

本堂から楼門、三重塔を望む
本堂の欄間には、天人奏楽、鶴と仙人、浮舟上の仙人などの彩色彫刻。それにしても貼り紙がベタベタ。