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作成:2002年9月7日
奥日光・白根山 2002年5月下旬

行程:
自宅AM3:00発→日光湯元5:30→菅沼・駐車場6:00着→登山口発8:30→弥陀ケ池8:30→白根山頂上9:30→

五色沼11:00→弥陀ケ池11:30→菅沼・駐車場13:00

今回で通算10回位目の登山であるが、今年初めて登山の日光白根山。関東では一番高い山である。千葉県の自宅からは車で朝早くでると3時間位で着く。この日光白根山は周りの山に遮られて、付近の麓からはなかなか見えない山である。
日光方面から金精道路を越えて、朝6時に駐車場に着くと早くも車が4台くらい停まっており、既に出発済みである。早い人たちがいるものだ。

今日は良い天気。山肌には雪が見える。見慣れた景色の中をユックリと登り始める。

菅沼登山口にある標識 弥陀ケ池の標識

登山口から山道に入るまで平らな潅木のある道を進み、序々に道が険しくなっていく。樹間の道を1時間くらい歩くと、雪道になってきた。今年は雪が相当残っている。一見歩きにくいが、アイゼンをつけてユックリ歩くと思った程には遅くなく歩けて、順調に行程を稼いでいく。結構厚く積もっている場所もあり、今まで雪のない時に歩いた景色とは相当違った白い景色である。

景色が違うと、行程が分からず、「どの位あるいたかな」と不安がよぎる間もなく覚えのある弥陀ケ池の入口に来た。いつもより疲れも少なく、時間もわずかだが早く着いたようである。雪道もいいものだ。

弥陀ケ池 静かにたたずむ 木道は五色沼・白根山頂方面に向かう

弥陀ケ池まで2時間強。ここまで樹間を歩くが、ここからは低木になり、太陽の恩恵をそのまま浴びることになる。いつもここで間食を摂り、休憩する。ここは五色沼へと白根山頂へとの分岐点である。

弥陀ケ池の右手斜面に群生する「シラネアオイ」の花の蕾はまだ小さかった。あと1ケ月後位には黄色のジュウタンになるだろう、鹿に食べられないかぎりは。

奥白根山頂に向かう。弥陀ケ池から山頂まで急斜面が続く。登り始めと、山頂近くが特にきつい。しかし、20分も歩くと視界はぐーんとよくなる。ウグイスの鳴き声もすぐ傍の木から聞こえてくる。

山頂近くの切通しを越えると絶好の見晴らしである。

低木の間にある花畑 目立たない場所に
山頂から男体山・中禅寺湖を望む 山頂は岩

頂上からの景色は、遠くの山にはまだ雪が残り、また天気もよいので、景色は抜群。

南には前白根、男体山(2484M)、中禅寺湖、北西には会津駒ケ岳連峰燧ケ岳至仏山、遠く越後の山々、さらに西側には武尊山に重なって谷川連峰。残念ながら富士山はガスで見えない。

山頂の標識 頂上にある祠
会津駒ケ岳連峰 燧ケ岳をズームで
左が至仏山、右が八海山? 遠く越後の山々・朝日駒ケ岳連峰?
遠く越後の山々・朝日岳?

武尊山・そのズーと後ろに谷川岳

山頂での景色を満喫して、五色沼方面に下山を始める。雪が道を覆っていて、途中で短いトラバースで道を間違える。

降りきって避難小屋・五色沼に続く道も雪で歩きにくい。五色沼も大変静かである。周りはまだ新緑に程遠く、寒々とした冬景色であった。私はこの五色沼は好きで桃源郷のように感じており、いつもはここでユックリうたた寝して疲れを取る。しかし、今日は20分くらい休んだだけで弥陀ケ池方面に下山する。

五色沼・木々はまだ新緑は無く、雪が道を覆っていた。

帰りに「龍頭の滝」を川上から撮る。
   

雪に気をつけながらユックリ下山し、駐車場まで午後1時ころに帰ってきた。そして、いつものように日光湯元の温泉に入って疲れがとれた。ここは源泉近く、温泉寺の近くの旅館である。終わり