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作成:2007年12月8日
千葉・香取府馬 クスの大木
2007年12月7日 

 ――クス(楠)の大木 直径2.5メートルを越える――

今度の地方統合で香取・小見川・佐原が香取市になった。佐原の名前が郡・市名から消えたのが残念だ。 話は頭から逸れたので戻す。 
佐原に行ったので、小見川から先に行った府馬にある「宇賀神社」に名高い「クスの大木」を探しに行った。
小見川や平潟は平らな地形で、田んぼが広がっているが、今の季節は枯れた稲の枯葉で一面黄色に見える。

小さな村?の府馬に着いたが、宇賀神社が探せるか不安であった。しかし、コンビ二のあるT字路から直ぐに「府馬のクスの大木」という標識を偶然に見つけた。狭い道を車で暫らく走ると、石でできた立派な鳥居が見えたが、石碑に「宇賀神社」と無かったら、社も無いので通りすぎたであろう。
しかし、少し奥に大きなクスの木があった。

幹は直径2.5メートルは越しているが、主幹は朽ちているようで殆ど命を失いかけている。しかし、若い幹が途中から育って葉を付けているのが救いである。

 社の無い府馬の「宇賀神社」

 

 巨大な根

 樹高は20mほどであるが、幹周は8.5m、根回りは27.5mもある。国の天然記念物に指定されており、樹齢1300年と伝えられる。クス(楠)の木といわれているが、タブノキらしく、最大級の幹周で、天然記念物に指定されており、環境庁調査では第3位に数えられている。
この大木を囲うように、周りにもかなり大きなクノキがこの大木を守っているように生えていた。
この神社?には現在は社(やしろ)が無く、小さな祠があるのみであった。

鳥居のある方向から    注連縄の周りで軽く2メートル以上の直径がある
東側から撮影
 
周りは柵で囲ってあったが、失礼ながら中に入って写真を撮った
 大きな木の傍に小さな祠
大木の傍に、小さな祠があった。 社の代わりに据え付けたのかも

大木の奥には広場があるが、芝生が張って公園になっている。 もしかしたらここに社があったのかも・・・
 府馬から利根川のある東方向を望む  平潟か、東庄町か

広場に、2階建て位の櫓があり、そこに登ると、広い田んぼの向こうに平潟か、東庄町か、工場地帯が遠くに見えた